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神の鳥・エミュー
皆さんは、「エミュー」という鳥をご存知ですか?体高は約1.6m〜2.0m前後で、飛ぶことはできず、二足歩行する鳥です。オーストラリア大陸全域の草原や砂地などひらけた場所に分布しています。エミューはオーストラリアの先住民族アボリジニにより、太古昔から、食料、衣料、秘薬として活用され、「神の鳥」と崇められています。
私も気になって調べてみると、実はこの鳥、オーストラリアの国章にもなっているんですね。すごい!
向かって左側がカンガルー、右側がエミューです。『前進しかしない』動物という理由で描かれているそうです。背景はオーストラリアの国花であるワトル(アカシヤ)の花が描かれています。
株式会社きやまファームさん
株式会社きやまファームさんは、佐賀県三養基郡基山町にあり、平成27年7月に農事法人として設立されました。基山町の六次産業化の構築による基山町の農業の発展及び基山町の活性化に向け取り組まれてあります。基山町の鳥飼建設の代表でもある鳥飼善治様を代表として、吉田猛様、熊本富雄様、日本エコシステム株式会社(本店;福岡県筑紫野市)代表;藤澤博基様により設立されました(きやまファーム様HPより引用)。
きやまファームさんでは、エミューの生産から加工、販売まで手掛けられており、数多くの商品があります。エミュー肉の販売をはじめ、エミュー肉のキーマカレー、肉みそなどラインナップはたくさん!
また食品以外にもエミュー油を使用した石鹸、オイルなども手掛けられています。
西九州大学健康栄養学部2名の女子学生さんが挑戦します!
西九州大学健康栄養学部・健康栄養学科の安田みどり先生、斎木まど香先生の「食の創製ゼミナール」では、「産学官連携による商品開発プロジェクト」が展開されています。地域が抱える課題に学生さんが主体的に取り組み、地域活性化につなげる目的で、今までにも、「キクイモプロジェクト」、「ヒシプロジェクト」、「アスパラプロジェクト」とたくさんの商品開発が展開されています。学生の皆さんは、一年をかけて現地調査、コンセプト決定、試作、販売、最終報告会に望まれています。
今回、きやまファームさんの「エミュープロジェクト」では2名の女子学生さんにより商品開発が進みます!
ROC IA SAGAも情報配信のサポートをさせていただきます。
私(井手)が産学連携の商品開発を推進していることもあり、昨年、安田先生の取り組みをお聞きしたいと西九州大学様の代表電話に連絡を入れたのが始まりです。「学生主体の商品開発を推進したい」という私の下手くそな説明にも「うんうん」と優しく頷いていただき、とても感動したのを覚えています。安田先生はじめ先生方のご好意で、昨年実施された、オニビシのどら焼きの制作風景を動画に収めさせていただきました。
この度、先生方、そして、きやまファーム様のご好意により情報配信のサポートをさせていただくことになりました。
4月某日 現地視察
現地視察があると聞き、きやまファームさんへ先生と学生のみなさんで行ってまいりました!私、エミューを見るのは初めて…。
きやまファーム栁瀨様のご案内で、山間部にある飼育場所を見学させていただきました。エミューが逃げないようにバリケードが施されています。エミューは雨が降っても風が吹いても、その場に座って眠ったりするそうです。なんとも力強い!そして、人が近づくとご飯がもらえると思ったのか、エミューがどんどん集まってきます、笑。愛くるしいエミューです。
そして、エミューの赤ちゃんも見させていただきました。ウリボウのようにシマシマがあります。大人になるにつれこの模様はだんだんと消えていくんだそうです。不思議!!人が近づくと、みんな一斉に同じ方向に逃げて行きました、笑。
日本エコシステム株式会社様のYouTubeチャンネルに「エミューの初めてのごはん…?」がありました。可愛いですね!
エミューの孵化の動画もありましたので載せさせていただきます。
普段では滅多に見れない貴重な動画ですね。実は、エミューの卵は青緑色で神秘的な色をしてます。「神の鳥」と言われる理由かもしれませんね。エミューの卵の殻は、エッグアートに使われるそうです。当日、その貴重な卵を見せていただきました。
学生の皆さんも実際にエミューを見て終始感動していらっしゃいました。
課題把握と打ち合わせ
圃場見学を終え、今回開発をご担当いただく、きやまファームの栁瀨様より商品開発のご説明、打ち合わせを行いました。このお話をもとに、学生の皆さんが商品開発を行うことになります。
どういった商品ができるのか、私自身、できる限り情報配信サポートを行ってまいります。きやまファーム様の肉みそがとても美味しいので毎食ご飯がすすみます、笑。
この場を借りて貴重な機会をいただきました、きやまファームの栁瀨様、先生方、学生の皆さまに御礼申し上げます。
次回の記事では、第二回目の商品開発会議の模様をお伝えします。